自作CBDリキッドの作り方を解説します!
本記事では、CBDリキッドの作り方を説明します、CBDリキッドにはいくつかの種類があります。
「ジュースリキッド・テルペンリキッド・フルテルペンリキッド(PG不使用)」と呼ばれる事もありますが、それぞれ特徴があります。
それも解説しながら初級編からテルペンを使用した販売レベルのプロ級に至るまで、なるべく丁寧に説明します。
読み終わった後にはあなたはきっと、CBDリキッドを完全に理解し自作はもちろん、販売する事が可能なレベルとなります!!
目次 CBDリキッドの作り方(自作)
- ① CBD自作リキッドの種類
- CBDリキッドの簡単な作り方(湯煎編)
- ② CBDジュースリキッドの作り方
- ③ CBDテルペンリキッドの作り方(加熱編)
- ④ フルテルペンリキッドの作り方
① 自作CBDリキッドの種類
CBDリキッドと一口に言っても、色々と種類があります。
現在、日本で販売している自作リキッドはだいたい下記のような種類に分類されます。
- ジュースリキッド
- テルペンリキッド
- フルテルペンリキッド
- MCTリキッド
上記のリキッドはすべてCBDリキッドの種類です、何が違うのかというと原料が違います、簡単に説明していきます。
ジュースリキッド
原材料はPG・VG+香料+CBDです、初心者向きで安価に作れ風味も強く出す事ができます、作り方も簡単で基本的に混合させるだけです。メリット:①多彩な味の表現が可能で安価に作る事もできます。②製造も比較的に簡単。
デメリット:①CBDの効果・効用は限定的です。 ②大麻風味を演出するのは困難。③カンナビノイドが分離しやすい
テルペンリキッド
原材料はPG・VG+テルペン+CBDです、ジュースリキッドとの違いは香料の代わりにテルペンを配合しています、テルペンとは簡単に言うと100%植物由来の芳香成分です、CBDリキッドの世界では大麻とそっくりの配合にテルペンを調合してリキッドを作ります。
プロとして販売する場合、多くの方がテルペンを配合しています、なぜ、テルペンを配合するのか?と言うといくつか理由があります。
メリット:①大麻と近い成分でCBDリキッドが作れる。②CBDの効果・効用が増大する ③カンナビノイドが分離しやすい
デメリット:①テルペンが香料に比べ高価。 ②製造の難易度があがります。③長期運用には適していません。
フルテルペンリキッド
原材料はテルペン(希釈液)+テルペン+CBDです、文字通りリキッドの材料のすべてが100%テルペンで作られています。
価格は高価で調合も大変です、しかし、CBD界隈では非常に人気があります。
人気の理由としてあげられるのが、
メリット:①大麻と非常に近いリキッドが作れる。②CBDの効果・効用が非常に増大する。③カンナビノイドが分離しにくい
デメリット:①甘味を表現する事が困難な場合がある。②草感が追加される場合がある。③製造の難易度があります。
MCTリキッド
原材料はMCTオイル+テルペン又は香料+CBDです、最近では少なくなってきましたがMCTオイルを主原料として作るリキッドです。
CBDは油に溶ける性質がある為、リキッドの原料として使われます、ただ、個人的な意見としてVAPEリキッドの原料として、あまり向いていないと考えているので、詳しくは説明しません。
ココがポイント
ジュースリキッド【PG:VG+香料+CBD】安価・・・原料濃度:30%前後
テルペンリキッド【PG:VG+テルペン+CBD】中価格・・・原料濃度:30%前後
フルテルペンリキッド【テルペン(希釈液):テルペン+CBD】高価・・・原料濃度50%前後
基本的なリキッドの種類が理解できたと思いますので、次からは自作リキッド作り方や詳細な説明を行います。
CBDリキッドの簡単な作り方
テルペンを配合したCBDリキッドを作る場合、色々と大変です、必要な専用の機材が必要となるからです。
テルペンを配合する為には、内容物の温度が高い必要があります、テルペンは自然物なので香料のように都合よく混ざったりません。
理想は45〜65℃の範囲で内容物を温め撹拌する必要があります。
サイバーリーフでは、手間のかかるCBD製品の作成を簡略化しシンプルに、誰でもできるように工夫しています。
作成手順
- 専用の湯煎ボトルに内容物を入れる。
- 内容物を温める。
- リキッドを取り出し撹拌する。
①湯煎ボトルに内容物を入れよう!
1つ注意事項があります、初めての使用するテルペンの場合、CBDパウダーは入れずに試作品を作りましょう、CBDパウダーは高価なので失敗のダメージを減らす事ができます。
左からテルペン・希釈液(グリーン)・湯煎ボトル・CBDパウダー・薬さじ
今回は、上記の材料で、CBD濃度30〜40%を狙って1mlのCBDリキッドを作っていきます!
調合する内容量は下記です。
希釈液・・・0.6g
CBDパウダー・・・0.3g
テルペン・・・0.1g
❶ 希釈液を湯煎ボトルに入れていきます、湯煎ボトルには0.5ml単位でメモリが記載してあるので、0.5mlより少し上を狙っていきます。
❷ 次にCBDパウダーを湯煎ボトルに入れます、パウダーは0.3gなので、今回はすり切りで6杯入れます、
※湯煎ボトルの口が小さいので、慎重に入れましょう。
❸ 最後の工程でテルペンを追加します、テルペンの量は0.1gなので4滴ほどボトルに入れます。
②内容物を湯煎する
ボトルに内容物を入れたら、いよいよ湯煎です。
鍋に火を沸かして、沸騰したらボトルを入れてください!
湯煎したボトルの内容物を温めます、沸騰したら弱火又は中火で5分くらい温めましょう!
下記は強火で沸騰させた時の内容物の温度です、5分程度だと内容物は75℃以上にはなりません、理想は65℃以内ですが、経験上75℃でも問題はありません。
不安な方は、弱火にして少し火を弱めてください、そのじょうたいだと65℃くらいまで下がります。
最低でも5分くらいは加熱します、最高でも20分程度で大丈夫です!
⦅強火沸騰時の温度⦆
・30秒・・・50℃
・1分・・・70℃
・2分・・・75℃
・5〜8分・・・75℃
内容物を撹拌!
いよいよ、最後の工程です、火傷しないようにボトルを取り出し、撹拌しましょう!!
撹拌は1分以上、しっかりと行います(できれば3分以上)画像はスポイドを使っていますが何でもいいです、パウダーを入れた薬匙のとって部分でもOK。
テルペンがうまく混ざらない時は、再度温度を高めに設定して再挑戦してみて下さい。
※様々な条件によりうまく混ざらない事もあるので無理な場合は諦めましょう。
CBDパウダーを混ぜた場合、リキッドは高確率で薄茶色になります。
以上が簡単にできるCBDリキッドの作り方です、個人で少量作る場合や、試作を作る際にはこのやり方でOKです。
※撹拌が少ない場合や、希釈液とカンナビノイドの相性等の理由で、時間が経つと分離する事があります。
どうしても分離してうまくできない場合は、諦めるか、下記に進みプロ級のやり方で試しましょう!
自作キットはサイバーリーフで販売しています。
CBDリキッドをたくさん作る場合や、業者として販売用に作る場合は続きの記事をご覧ください。
②CBDジュースリキッドの作り方|プロ級編
初心者の方でも簡単に作れるのがジュースリキッドです。
一つ注意してほしいのが、CBDパウダーを安定して液状化できる限界は30%前後と覚えておきましょう。(テルペン希釈液を使うと最大50%前後)
VGや香料は基本的に高濃度CBDパウダー(40%)を溶かす事が出来ないので、CBDパウダーを溶かし込む場合、「PG100%+香料」又は「PG70:VG30+香料」ぐらいの配合率で自作する事になります、CBDパウダーの含有率を減らせばVGを増加させる事ができます。
必要な材料は、ベース剤(PG/VG)+香料+CBDアイソレートパウダー
①PGとはプロピレングリコールと呼ばれ、サイバーリーフやアマゾン・楽天でも購入できます。
サイバーリーフ希釈剤ページ
②もう1つは香料です、ココカラというサイトではVAPE専用のリキッドが200種類以上用意されています。ココカラ公式ページ
③原料として欠かせないのが、CBDパウダーです、もちろん他の原料(CBGやCBN)でもOKです。サイバーリーフCBD原料
CBDジュースリキッドの作り方編
ベース剤(VG30%以下が望ましい)+香料+CBDパウダーを混合させます、作業は簡単ですが、順番は重要です。
というのが、CBDの原料は高いので失敗すると非常にもったいないです、まずはCBDを混ぜないで試作を作ってみましょう!
step
1ベース剤と香料を混ぜる(試作)
比率の基本はベース剤80%:香料20%です、初めての香料は必ず試作を作って風味を確認しましょう、少し濃いめに作って、この段階でCBDパウダーを少し混ぜると後の失敗は少なくなります。
step
2CBDリキッド配合の計算
何度もいいますが、最初は少量・小濃度で試しましょう。
CBD濃度20%で2mlのCBDリキッドを作る場合、下記のような配合になります。
2ml=【20%CBDパウダー0.4g】+【20%香料0.4mg】+【60%PG1.2mg】
step
3すべての材料をミックスさせる
はじめに、PGと香料を混ぜシェイクします、その後にCBDの原料を混ぜて、最低6時間ほど待つと完成します。
③テルペンリキッドの作り方
それでは上級者の入り口であるテルペンリキッドの作り方を解説していきます。
ジュースリキッドに関しては基本的に混合だけだったので、それほど難しくはありません。
しかし、テルペンリキッドを作るのはジュースリキッドより難易度は上がります。
【テルペンリキッドの要点を簡単に説明します】
ジュースリキッドはベース液に香料を混合させてシェイクすれば完成します。
一方、テルペンリキッドをベース液に溶かす場合、温度が必要となります。
具体的には、ベース液の温度を45~65℃の間に保ちながら、攪拌する事によりテルペンをベース液に溶け込まします。
色々なやり方がありますが、今回は販売レベルのプロ級の作り方を説明します。
テルペンリキッドを自作する為に便利な道具
テルペンリキッドを作る場合、前述したように保温と攪拌が必要となります、その作業を自動で行ってくれる便利な道具を紹介します。
- 精密デジタルスケール(0.01g~)
- ガラス容器ビーカー5ml(できれば耐熱、なるべく小さいガラス容器)
- スポイド
- マグネチックスターラー(磁気攪拌機)
- マグネチックスターラー用攪拌子
- デジタル温度計
- 小分けボトル
・精密デジタルスケール・・・テルペンリキッドを自作する場合、はじめは少量で作る事となります、その為、精密なデジタルスケールが必要です、アマゾン等で購入する事ができます。アマゾン等で購入可能です。デジタルスケール
・ガラスビーカー・・・なるべく小さいガラスが必要です、できれば5ml以下耐熱ガラスが理想です。アマゾンで購入可能 5ml耐熱ビーカー
・スポイド/シリンジ・・・点眼する場合やアトマイザーに注入する際に必要となります、できるだけ先の細いモノを選びましょう。アマゾンで購入可能 スポイド
・マグネチックスターラー・・・こちらは馴染みのない機械かもしれませんが、簡単に言うと、温めながら攪拌する機械です。
アマゾンで購入可能、マグネチックスターラー
・マグネチックスターラー用攪拌子・・・マグネチックスターラーでは、攪拌用として専用の磁石を使用します、本体に付属されていますが付属されている、磁石は小さいので、1cm以下の磁石が必要となります。マグネチックスターラー用攪拌子
・デジタル温度計・・・内容物の温度を正確に測る為、あったほうがよいアイテムです。 デジタル温度計
・小分けボトル・・・いくつかの種類を作る場合は、小分けボトルを用意すると便利です。アマゾン購入可能 小分けボトル
プロ級のリキッドを作りたい場合は、上記の道具があれば可能です。
道具の予算は13,000円前後です、これを高いととるか安いととるかは人それぞれです。
CBD40%濃度のリキッド1mlの市場価格は約4,000円です、自作するとおよそ1,000円程度で作れるので、4mlのリキッドを自作するだけで、すぐに初期費用は回収できる計算になります。
※簡単に作る方法もありますので、後述します。
テルペンリキッドの原材料
- テルペン
- 希釈剤
- CBD原料
テルペン・・・香料とは別物です、別の記事で詳しく記載しますが、100%又はそれに近い天然成分が配合されており、テルペン自体にも様々な効用・効能があります。※テルペンは水溶性ではないので水には溶けません。サイバーリーフ テルペン一覧
希釈剤・・・PG/VG/希釈テルペン等、リキッドの元となる素材です。サイバーリーフ 希釈液一覧
CBD原料・・・CBD・CBG・CBN等、様々な種類があります、ご希望の原料を選択してください。サイバーリーフ CBD原料一覧
ココがポイント
テルペンをベース液に融解するには、一定の温度が必要となります!
45~65℃まで内容物を温め攪拌しましょう!!
CBDテルペンリキッドの自作手順
それでは順を追って作り方を解説していきます、まずはCBDパウダーを含まない試作を作っていきましょう!
ジュースリキッドもそうですが、いきなりCBDパウダーを混入させるのはやめましょう、失敗した時のダメージがでかいです。
step
1試作を作る【ベース剤とテルペンを混ぜる】
おすすめの試作量は、2mlです。
もちろん1mlでも可能ですが、あまりに量が少ないと機械で攪拌するのが困難となります。
step
2ベース剤とテルペンを混ぜる(試作)
約2mlの試作リキッドを作る場合、配合量は下記となります。
・PG100%ベースリキッド【1.9g】95%
・テルペン【0.1g】5%
※テルペンの風味を確認できたら、この段階で原料を一緒に入れて攪拌しましょう!(加熱→攪拌する事により分離を抑えられます)
テルペンの希釈目安は5~15%です、これはテルペンの種類によって変動します。
柑橘系は味が出にくい特徴があるので、濃くしたい場合は10%前後でよいかもしれません。
味の濃度は使用環境によっても変化しますCBDリキッドでは510アトマイザーを使用する事が多いので、濃い目に作る必要があります、逆にRDAで運用する場合は、少し薄くても味は強くでます。
それでは、ベース剤とテルペンを追加しましょう、はじめにPG1.9gを入れて、その後にテルペン0.1gを追加します。
今回のテルペンはOGクッシュです。
step
2マグネチックスターラーで加熱
正確な分量を混合させたら、次に加熱していきます。
マグネットスターラーに温度計をセットします、全体イメージはこんな感じです。
焦げや汚れを防止する為に、できればアルミシートを引きましょう!
正確な温度を計測する為、温度計の先端がなるべくリキッドの中心くるようにセットします。
セットが完了したら、いよいよマグネチックスターラーでリキッドを加熱させていきます。
マグネチックスターラーのつまみ(右側)を中火にセットして加熱させていきます。
温度計をスタートさせ、内容量が45℃に上昇するまで待ちます、45℃を超えたら加熱をストップさせます。
※45℃の段階で加熱を停止しても余熱で65℃前後まで上昇します、あまりに高温になるとテルペンの風味が変化してしまいます、どんなに高くても100℃以上にはならないようにしましょう。
step
3加熱の停止と攪拌
加熱をストップさせるのと同じタイミングで攪拌を開始します。
量が少ないので最小のパワーでOKです、必ず攪拌子をクルクルと回して、よく攪拌しましょう、馴染みのない機械ですが、使い方はいたって簡単です。
※温度計が邪魔して攪拌子がうまく回らない場合は、はずしてもOKですが、可能ならば温度をチェックしながら攪拌しましょう!
攪拌子をビーカーの中に入れます、少しわかりにくいですが入っています。
真上から見るとこんな感じです。
攪拌の時間は10~20分を目安に行います、テルペンによっては内容物が白濁化しますが問題はありません。
※量も少ないので10分あれば十分です。
step
5自作リキッドの冷却
攪拌が終了したら、自作したリキッドを冷却する必要があります。
CBDの入っていない、テルペンリキッドは透明な事が多いです。
たくさんのリキッド作る場合、小分け容器があると便利です。
最低、ひと晩(8時間以上)は内容物を冷ましましょう。
これは余談ですが、テルペンを混合させて3日以降から香りが付くという話もあります。
リキッドを注入する前にできれば軽くシェイク(かき混ぜましょう)
先端の細いスポイドやシリンジで注入します。
漏れ防止のスクリューリップをしっかりと締めます。
これで試作リキッドの作りは完成となります、この段階でしっかりと風味を確かめましょう。
ココがポイント
テルペン自作リキッドを作る場合、必ず少量から試作品を作ってみましょう!
CBD原料を追加する(完成品)
試作を作って、風味等の確認ができたら、いよいよ原料を混合させてCBDリキッドを自作していきます!
※テルペンを試作済みの場合は、前工程で一緒に攪拌しましょう(CBDディストレートやHHCの場合、少し加熱した方がうまく混ざります)
この段階で、原料を入れて加熱→攪拌してもOKです!
おすすめの配合は20%です、慣れてきたら40%濃度に挑戦してみましょう!
CBDリキッド2ml(濃度20%)
・CBD【0.4g】20% 2×0.2=0.4g
・PG100%ベースリキッド【1.5g】75% 2×0.75=1.5g
・テルペン【0.1g】5% 2×0.05=0.1g
ステップ1~3までは試作リキッドの作り方と一緒です。
step
4加熱の終了とCBD原料の追加
いよいよ、CBD原料を追加します。
ビーカーは加熱して熱くなっているので、やけどなどに注意しましょう。
ビーカー又はボトルをデジタルスケールにのせて計算した割合に混合させて下さい。
Tボタン(風袋引き機能)を押して0gに合わせて、原料を入れて下さい。
原料を入れている黒いくすり匙は、サイバーリーフで原料を購入するとついてくるモノです。
step
5自作リキッドの冷却とCBD原料の溶解
CBD原料は量や温度にもよりますが、6時間以上を目安にして下さい、パウダーの溶解とテルペンの冷却で、一晩(8時間以上)ほど時間をおきましょう。
この段階で、余裕があれば、もう一度、加熱→攪拌【20分以内】しましょう!(加熱と攪拌により分離を最小限に抑える事ができます)
一晩たったら軽く攪拌します、CBDパウダーを追加した場合、リキッドは薄茶色になります。
510アトマイザに注入します、味は同じなので、試作のアトマイザの中身を捨てて追加で入れてもいいと思います。
これで、自作リキッド作りの完成となります!!!!
リキッドが完成したら、アトマイザーを逆さにして1時間ほど、放置します(エア抜き)これにより余分な空気をアトマイザー外に出し、液漏れやエアによる不具合を減少させる事ができます!
CBDリキッドはアトマイザーに入れて、熱を一度加えると急激に劣化します、上記のアトマイザ内のリキッドは、焼きを入れてから1カ月たったモノです。
加熱してからは1カ月以内には消費するようにしましょう!
ココが重要
CBDパウダーやテルペンリキッドは8時間以上放置しましょう!
CBDリキッドはアトマイザに入れて熱を加えると劣化します。
フルテルペン自作リキッドの作り方
さて、いよいよ最後のフルテルペンリキッドです。
まず理解してもらいのが、フルテルペンの原材料です。
CBDリキッドのテルペンには2種類の溶剤が存在します。
①芳香成分が強いテルペン
②芳香成分が弱いテルペン
芳香成分が強いテルペン
芳香成分が強いテルペンを組み合わせて大麻の味に似せて作ったのが、大麻配合テルペンです。
OGクッシュやグランドダディパープル等、リキッドを販売している業者さんは、この大麻配合テルペンを使用してリキッドを作っています。
芳香成分が弱いテルペン
この比較的に香りの少ないテルペンを希釈液(ベース液)として使用すると、フルテルペンリキッドができます。
たまに(PG100%)や(PG・VG・MCT)の混合液を100%天然テルペン液として販売している業者がありますが、それはテルペン希釈液とは呼びません。
テルペン希釈液とは「PG・VG・MCT・PEGを含まない成分」で作られた溶液となります。
芳香成分の弱いテルペンと強いテルペンを組み合わせる事で、フルテルペンリキッドを作る事ができます。
フルテルペン(希釈液)の特徴
テルペン希釈液は、香りが弱いだけであり無味無臭ではありません、草っぽい香りがする希釈液もあれば薄めたガソリンのような匂いのする希釈液もあります。
ここが重要ですが、PGで美味しいと思ったテルペンリキッドでも希釈液で作ると味が変化します。
希釈液の大きな特徴として、甘味がなくなり草感が増幅します、そして、使用時には液体が気化しにくくなります。
味はもちろん、吸い心地までPGとは違います。
CBDテルペンリキッドの作成は下記の記事で詳しく解説していますので、よろしければご覧ください。
-
テルペン希釈液とフルテルペンについて徹底解説!
今回は問い合わせも多い、テルペン希釈液とフルテルペンとは?について解説していきます! CBD界隈にはフルテルペンやフルスペクトラム等、フル〇×が多く存在します、CBDリキッドでは「テルペン配合・フルテ ...
続きを見る
作り方はテルペンリキッドと基本的に同じなので、ベース剤をPGではなく、テルペン希釈液100%に変更して製造を行って下さい。
ココが重要
なぜフルテルペンの難易度が高いかと言うと下記の3つの理由が挙げられます。
- テルペン希釈液の価格が高い(試作でも価格が高くなる)
- PGのように無味無臭ではないで美味しく作るのが難しい
- 100%に近い天然成分なので、保存状態が不安定になりがち
- 甘味の風味が演出できない
ココに注意!!
テルペン希釈液をベース液に使うと、PGで作ったリキッドとは別物になります、PGベースで美味しかったからと言ってフルテルペンでも美味しいとは限りません。
また逆もしかりで、PGで美味しくないと思ったテルペンも希釈液を変更すると美味しくなったりします、このあたりはかなり奥が深くなります。
配合量や主成分を変更する時は必ず小ロットで試作品を作りましょう!!
簡単ですが、以上がCBDリキッドの自作方法となります。
製造方法にはたくさんのやり方があります、例えば加熱温度は45℃を一定温度に保ち、20分間攪拌する方法や、先にCBDパウダーとベース剤を混ぜて、そのあとにテルペンを追加する方法もあります。
どれが正解とも言えないので、自分にあったやり方で工夫して頂ければと思います。
記事を見た方が美味しいリキッドを作れる事を願っています、楽しみながら頑張って下さい(^^♪